社会福祉法人黒潮園は、世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場とその参詣道」熊野古道のある歴史深い熊野文化の地にあり、文豪・佐藤春夫が“空青し　山青し　海青し…”とこよなく愛し、海・山・川が織りなす大自然に恵まれた新宮市に設立されました。

特別養護老人ホーム黒潮園は、眼下に黒潮流れる太平洋を望み、緑に囲まれた静かな高台に昭和52年（1977年）開設された、長い歴史のある施設であります。

爾来、地域の福祉ニーズにお応えし、新たにデイサービスセンター悠久、在宅介護支援センター悠久を開設し、施設入所サービスから在宅通所サービス、介護保険の相談・情報提供・ケアプラン作成と総合的な分野に亘り福祉サービスを提供して参りました。

当施設では、温かく楽しい家庭的な雰囲気のもとで「心と心のかよい合い」を目標に掲げ、住み慣れた地域で高齢者の方々が尊厳をもって暮らせるように、一人ひとりの個性や価値観を尊重し「その人らしさ」に配慮をした福祉サービスの提供を基本理念として利用者様への処遇に取り組んでおります。

また福祉におけるニーズの多様化と、医療の高度化に対応するためにも、安心・安全を支える「質の高い福祉サービスの提供」は社会福祉施設においても課題の一つと考えます。
経験に偏移したケアから根拠に基づいたケアの実践という視点を重要視し、我々職員は高次の知識や技能の研鑽に励み、専門性の習得に努めております。


更に自らに於いても、理学療法士として介護職員・看護師・栄養士といった利用者様に携わる全職員が力を合わせたチームアプローチを実践し、より専門性の高い特化した福祉サービスの確立を目指し取り組んで参ります。

社会福祉法人黒潮園では、地域のニーズにお応えし、より幅広い分野にわたり総合的な福祉サービスをご提供できるように努めて参る所存です。


今後ともより多くの皆様方のご支援ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。