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私は現在、介護総括主任として、黒潮園の介護職員の中心となり仕事をさせて頂いております。以前は福祉とは関係のない職場に勤めていましたが、介護の仕事を決意し黒潮園に勤めてもうすぐ10年になります。


ここ黒潮園では、経験年数という壁を越えて、若手の意見も尊重される環境であり「利用者様にこんなことを提供したい」「新たにこんなサービスに取り組みたい」といった職員一人一人の熱意を何より大切にし、職員全員でサービス向上に努めています。


そこで介護に携わる私たち介護職員はその専門職としての知識や技術の研鑽は不可欠と言えます。黒潮園では現場で必要とする技術・知識の研修会への出張参加や、資格取得などを後押ししてくれるので自分自身のキャリアアップに励むことができます。私も黒潮園に勤務してから、数々の研修会への参加させていただき、また介護福祉士とケアマネージャーという専門資格を取得することもできました。これは福祉とは全く分野の異なる職場から入職した私にとって、自分自身の自信にもつながり、なお一層やりがいを感じ利用者様に接すること出来るようになりました。この経験は私の介護福祉士としての人生において非常に貴重なものです。


この『介護』の仕事は特別なことと思いがちですが、私は大切なことは『思いやる心』だと思います。介護の「介(かい)」という字には「たすける・せわをする」という意味があります。介護の「護(ご)」を訓読みにすると「まもる」となります。そこで表される意味は「まもる・たすける」です。どちらの字も、助けるという意味を持っています。


ある時は「自立の支援」ということが重要な課題になる時期がありますが、それが全てではなく、ある時期は「安らかな生活、安楽な死への入り口での支援」である場合もあります。そこで大事なのは、その人らしく、その人が望む普通の暮らしが出来るように、支援するのが介護であるということです。特別な事ではなく「人として当たり前の生活」を支援する事です。そういう「当たり前の生活」をごく普通に様々な障害のある方々に提供しお手伝いさせて頂くことが介護なのです。


利用者様にはそれぞれの生き方があり生活があります。私たち黒潮園ではその人らしさを尊重し支えていく介護を行っていきます。そのために、私たち介護職員は専門職としての自己研鑽に努めてまいります。そして、もっと多くの利用者様やご家族の笑顔に出会うために、もっとご満足頂くために、私たちは心と心のかよいあいをモットーに出来るかぎりのことを行っていきたいと思っています。